こんな事言うのは、おこがましいんだろうけれど・・・難しいなと思ったこと。
私・鯛子が、いろんなことを言うのは、ちょっとおこがましい気がするんですけれど、「こういう方もいらっしゃるんだな・・・」という『スカッとジャパン』的な体験をしたので、今日はその事について、書きたいと思います。
ちなみにスカッとしません(鯛子的に)。
先日、久しぶりに大型書店に行きました。
探していた本があったので、本屋さんをぐるぐるぐるぐる回って楽しんでおりました。
最終的に、レジ横に積んであった来年の手帳コーナーを見ていると、レジにお客さんが数人並んでおられました。
そんな中で、店員さんと男性客が、なにかもごもごも揉めているなあ~と思って、ちょっと耳をそばだてていると、 どうやら「注文していた本が(男性客の基準では)汚れている」と言っていらっしゃるようです。
店員さんの方は「何冊か入荷しているので、取り替えましょうか」と交渉されているようでしたが、男性の方が言われるには「その(他の)本は汚れていないのか」「そもそも出版社は本を汚して送ってきたりはしない。あなたたち(店員)の手が汚くて、汚れているんじゃないか」などと言ってらっしゃるのです。
はっきり言って鯛子には、汚れのほどは、どの程度か全く分かりませんでしたが、ありえないですが、例えばコーヒーで汚したようなシミをつけた本は、絶対、新書店では売られることはないでしょうし(しかもお客さんの注文の本が)、あげく、店員さんの手で汚れることなんて・・・。
どんなにその男性客の基準が厳しいかわかりませんが、はっきり言って鯛子、「そんなに言うならもう Amazon で買えば・・・」と思いました。
この方は、本が本当に好きなのかな~とも思いました(鯛子、意地悪ですかね)。
鯛子は本好きです。
例えば、ずっと読みたくても絶版になっていて、探していた本が、古本屋さんの100均コーナーで見つかったとしたら、鯛子だったら絶対購入します!
多少の汚れは気にしません!
そりゃ、ものすごい汚れの時は、躊躇しますが・・・。
それよりも、だって読みたいんですもん!!
確かに、本屋さんに行って、積まれた一冊目の本を取るかと言うと、2冊目3冊目を取ってレジに持っていきます。
でも、そういうこととは何だかこの男性が言っていること(店員さんが汚す・・とか)は、違うような気がするのです。
そりゃ、鯛子だって美本がいいけど、本当の本好きだったら、多少汚れてようがどうしてようが、それよりも読むことを優先するかと思うんですよね~。
う~む、と思って聞いておりましたが、結局、注文をキャンセルする (鯛子だったらこれもありえないな~。だって絶対すぐ読みたいんです) と言われて、そのお客さんは去っていきました。
「お客をバカにしている」というようなことをつぶやかれながら(聞こえてしまいました)。
次に並んでいた若い女性も鯛子も、なんだか変な顔をしておりました。
これってどうなんでしょうね~。
美本がいいっていう、気持ちはわかりますけど。
私の好きな漫画家・久世番子さんの『暴れん坊本屋さん』という本の中でも、似たようなことが描かれていました。
確かに、自分の常識と他の方の常識は違うこともあると思うんです。
ただ常識の範囲内っていうのがあるような気がするんですよね~。
各々が、何かしら妥協だったり、譲り合ったりして、世の中成り立っていくんじゃないかな~と思っています。
ただ、この男性客は、店員さんを怒鳴りつけるようなことはなかったですけど。
自分の気持ちに正直でありたいけど、他人の状況や気持ちをおもんばかったり・・・いろいろ 難しいな~と、この出来事から思ったのでした。